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Celiac & Gluten Sensitibity Blood Spot セリアック病とグルテン過敏性の指先穿刺血液検査

セリアック病(CD)は診断が確定しづらい場合が多く、遺伝的に病気に罹りやすい人の場合に腸の透過性異常とグルテンに対する免疫反応異常によって引き起こされます。なお、グルテンは、小麦、オオムギ、スペルト小麦およびとライ麦などに含まれる蛋白複合体です。
炎症性自己免疫反応は小腸の内壁への損傷を伴い、また下痢、鼓脹、疲労、栄養失調および全身性自己免疫疾患と関係します。グルテンに対する過敏性は、類似の症状を引き起こすことがありえますが、組織への損傷は同等ではありません。Doctor's Dataのセリアック病(CD)およびグルテン過敏性のプロフィールは、脱アミド化グリアジン・ペプチド、グリアジン、およびグルテンのIgAとIgGの血清力価を評価するので、CDとグルテン過敏性を識別するのに役立ちます。

ターンアラウンドタイム(検査結果が通常ラボに検体が到着してからの時間)
5~7日間

検査の目的
  • 持続性の皮膚疾患(発疹)または運動失調症、特発性神経疾患、自己免疫性関節炎/甲状腺炎、不可解な体重減少または患者腸病原体を伴わない持続性の胃腸管系の症状を呈する患者
  • HLA DQ2/DQ8遺伝子に陽性反応を示す人
  • 症状のある患者、或いは食事性グルテンまたは試験的なグルテン除去後の再導入により症状の悪化が認められた患者
  • CDと診断された一親等の血縁者がいる人
  • 生後6ヵ月未満の間に3回以上胃腸炎を抗生物質治療した既往歴を持つ小児
  • I型糖尿病、多発性硬化症または精神分裂症があり、グルテンを含む食事を摂取している患者
  • CDを伴う場合がある以下のような臨床検査値があり、グルテンを含む食事を摂取している人:
  • 肝機能検査の上昇
  • 骨の脱塩
  • 脂溶性ビタミン、鉄、B12または葉酸の吸収障害の徴候

詳細情報

Doctor's Dataのセリアック病(CD)およびグルテン過敏性のプロフィールは、脱アミド化グリアジン・ペプチド、グリアジン、およびグルテンのIgAとIgGの血清力価を評価するので、CDとグルテン過敏性を識別するのに役立ちます。

セリアック病(CD)は多くの場合診断未確定であり、遺伝的に病気に罹りやすい人の場合に腸の透過性異常とグルテンに対する免疫反応異常によって引き起こされます。なお、グルテンは、小麦、オオムギ、スペルト小麦およびとライ麦などに含まれる蛋白複合体です。炎症性自己免疫反応は小腸の内壁への極度の損傷を伴い、また下痢、鼓脹、疲労、栄養失調および全身性自己免疫疾患と関係します。最も一般的には小児で診断されるにもかかわらず、CDは多くの場合人生の後半になるまで発症ましせん(遅発性)。胃腸管系のマイクロバイオームの緩徐または突然の変化が遅発性の原因となる場合があるという仮説があります。非セリアック・グルテン過敏症(NCGS)は、類似の症状を引き起こすことがありますが、腸の上皮性組織損傷はさほどではありません。

CDとNCGSの可能性を示す抗体検査は、患者がグルテンを含む食事を摂取している場合のみ正確です。この抗体検査は、無グルテン食を守っているか否かのモニタリングにも役立ちます。

セリアック病
CDは、種々の胃腸管系および(GI)「腸以外の」症状に帰着する場合があります。
CDに伴う一般的な症状としては、以下を含みます:
  • 消化管-下痢、脂肪便、体重減少、鼓脹、膨満感、腹部の痛み
  • 全身性
    疲労感
    鉄欠乏性貧血
    発疹と皮膚の疾患
    末梢神経疾患または運動失調症
    自己免疫性関節炎または神経疾患
    発育不全(幼児)
    骨疾患または骨密度の損失
    栄養失調症
    ホルモンと生殖能力の疾患
    肝機能検査の異常
CDは、甲状腺炎、1型糖尿病、ダウン症候群および免疫グロブリンA欠乏症を含む他の臨床的障害も伴います。CDと診断された患者は、一生無グルテン食を守り、小麦、ライ麦、ドイツ小麦、オオムギなどグルテンを含んでいるすべての食品と穀物を避ける必要があります。この試験は、無グルテン食を守っているか否かの臨床的モニタリングにも役立ちます。
グルテンは、ほとんどすべての加工食品および多くの飲料に含まれています。グルテンを含む食品の全リストは、www.doctorsdata.comの'Hidden Sources of Ingredients'『隠れている食品成分』の中で見つけることができるでしょう。

非セリアック・グルテン過敏症(NCGS)
NCGS患者は、多くの場合セリアック病患者に一般によく見られる腸の損傷は認められませんが、食事でグルテンを摂取すると腹部の痛み、鼓脹、下痢、便秘、さらには「もうろうとした精神状態」、うつ病、ADHD類似の行動、頭痛、骨または関節痛および慢性疲労のような多くの「腸以外の」症状に悩まされます。グルテン蛋白複合体には、細胞障害性作用、免疫調節性作用および消化管浸透性など多くの抗原性誘因(エピトープ)があります。

消化管の内皮下腔で活性化された免疫細胞は、体の全体を循環します。最大で50%のNCGS患者は、グルテンを含む食事を摂取した時のみ、IgG抗グリアジン抗体が陽性反応を示す可能性があります。

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