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Methylation Profile; plasma メチレーション:血しょうから診る経路の機能状態

メチオニンが正常に代謝されることは、DNA、タンパク質、そして神経伝達物質の細胞内メチレーションを作動させるのに重要です。異常なメチオニン代謝は、どんな年齢であれ、誰にでも起こり得、循環器疾患や癌などの数多くの健康の異常と関係し得ます。このMethylation Profileでは、メチオニン、システイン、SAM、SAH、ホモシステイン、そしてシスタチオニンの血漿中濃度を評価し、重要なメチレーション指数である、SAHに対するSAMの比を求めて、一般的なSNPs(MTHFR、MS、CBS)の表現型発現の機能性評価を行います。

ターンアラウンドタイム(検査結果が通常ラボに検体が到着してからの時間)7から9日

この検査は以下の疾患や症状に対して用いられます
  • 自閉症
  • 出生異常
  • 循環器疾患
  • 先天性心疾患
  • 解毒機能障害
  • ダウン症候群
  • 健康と長寿
  • 遺伝性疾患
  • 免疫機能障害
  • 神経変性疾患
  • 栄養失調
  • 精神疾患

詳細情報

メチオニン代謝が正常であることは、葉酸依存性のメチル基移動と含硫基移動に絶対に不可欠です。メチオニン代謝の異常は、年齢を問わず両性に見出され得ます。そして、通常は、遺伝的失調や栄養の失調、加齢、そして環境毒素への暴露と関係しています。例えば、鉛によってメチルテトラヒドロ葉酸レダクターゼ(MTHFR)酵素が抑制されてメチレーションが損なわれます。

未治療の異常メチオニン代謝と関係した症状は、以下に挙げられますがこれに限定はされるものではありません。
統合失調症や双極性障害など精神疾患や、神経伝達物質の代謝異常。
 神経変性疾患
 自閉症
 硝酸の恒常性失調
 酸化ストレス
 全体的なメチレーション機能低下時のDNA合成と修復
 免疫機能障害/自己免疫
 癌
 循環器疾患
 先天性心疾患と出生異常
 内生の解毒過程の損耗
 ダウン症のリスク増加

メチオニンは最初酵素によってS-アデノシルメチオニン(SAM)に、転換されます。SAMは、DNA、RNA、タンパク質、リン脂質、クレアチニン、そして神経伝達物質のメチレーションの為の主要なメチル基供与体です。S-アデノシルホモシステイン(SAH)は、メチル基移動産物として産生され、可逆反応によって、ホモシステイン(Hcy)とアデノシンに加水分解されます。SAHは、メチレーション反応の強力な抑制因子です。アデノシンとHcyの効率的な除去は、SAHの蓄積を予防する上で、必須の事項になります。Hcyは通常、正常なメチレーション回路を完成させる様に、5-メチルテトラヒドロ葉酸、B12、そしてベタインを必要とする一連の反応を通して、メチオニンへの再メチル化によって除去されるかリサイクルされます。SAHに対するSAMの比が低下するのは、メチレーション低下の鋭敏な指標です。血漿Hcy濃度の上昇は、循環器疾患(CVD)の独立したリスク要因です。最近の研究では、SAHの上昇自体が、CVDリスク評価に有効な予後予測因子であることが、指摘されています。

含硫基移動:メチオニン>ホモシステイン>システイン

メチオニン含硫基移動経路は、主に肝臓で始まり、Hcyを再メチレーションからメチオニンに四散させて、条件的必須アミノ酸であるシステイン合成に向かいます。セリンとB6の存在下、ホモシステインは、酵素によってシスタチオニンに転換され、最終的にはシステインに転換されます。システインは、グルタチオン(GSH)合成の最も重要な部分の生合成を律速するアミノ酸です。GSHは、細胞内酸化還元の恒常性、酸化ストレス、免疫機能、DNA合成と修復、アポトーシス、そして金属や化学物質の解毒の調節に重要な役割を発揮します。

DDI社の、Methylation Profileは、メチオニン、システイン、SAM、SAH、Hcy、そしてシスタチオニンの血漿濃度を評価し、重要なメチレーション指数すなわちSAHに対するSAMの比を示します。検査結果には、メチオニン代謝を改善し、正常化させる適切な栄養ガイドが付随し、不完全なメチレーションと含硫基移動能に関係した潜在的に有害な結果を、予防改善します。

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