Comprehensive Clostridium Culture　総合便クロストリジア菌培養検査

クロストリジウム種の識別と鑑別を手助けするために、クロストリジウムの検出に特化した専門的な嫌気性培養によって、健康な人にも存在するが、抗生物質による下痢と関係しているクロストリジウム･ディフィシレ菌ばかりでなく、ボツリヌス菌、破傷風菌、そして、ウェルシュ菌を含む、ほぼ40の善玉種と病原性種が、検出されます。如何なる水準であっても、クロストリジウム･ディフィシレ菌が培養されたら、検体は、追加料金無しで、FDAの認証を受けた分子診断DNA分析を用いて、自動的に既知の毒性株のどれかに該当するか試験されます。

ターンアラウンドタイム(検査結果が通常ラボに検体が到着してからの時間)
14から21日

詳細情報

クロストリジウムは、人体に多様な影響を及ぼす細菌属です。クロストリジウム属の多くは、ヒトの消化器系(GIT)に豊富に存在する正常な住人です。クロストリジウム種の多くは、部分的には、多糖を分解し、糖分解発酵により炭水化物を短鎖脂肪酸に転換し、そして免疫機能を調整することにより、代謝とGITの健康状態に恩恵をもたらすことが出来ます。非病原性クロストリジウム種が、主として糖分解性であるのに対して、毒素産生種は強烈に蛋白分解性である傾向があります。蛋白分解発酵によって、薬理学的活性が有り、中枢神経系に有害反応を引き起こす事もあるなど、様々な生理機能に影響を及ぼす、アンモニア、アミン類、揮発性フェノール類、そしてインドール類などの毒性代謝産物が産生されます。

ボツリヌス菌、破傷風菌、ウェルシュ菌、そしてクロストリジウム･ディフィシレ菌など、病原体としてよく知られているクロストリジウム種は別として、その他のクロストリジウム種には、いまだ解明されていない健康や病気への役割があります。例えば、自閉症と自閉症スペクトラム障害などの精神医学的神経発達遅延発症における、腸脳連関のメディエーターとしてそれらが関与している可能性があります。神経毒素と潜在的に毒性がある代謝副産物を産生するクロストリジウム種の罹患率が、神経機能が正常である対照群と比較すると、自閉症の小児患者で、高くなっていることが報告されています。その際、最も有名なのは、大量のクロストリジウム･ボルテア菌と、ヒストリチクム菌の仲間です。

クロストリジウム属は、結腸遠位部のより好気的な環境では生育しない、嫌気性グラム陽性細菌です。しかしながら、クロストリジウム属は、非常に頑丈な芽胞を、増殖の手段として生産します。芽胞は、空気、抗生物質、熱、乾燥、そして消毒に耐性があります。ドクターズデータ社は、クロストリジウム種の生育に最適な増殖培地を用いて、正の識別のために、二次培養された代謝的に活動性がある細菌へ、芽胞を発芽させ、嫌気的条件で培養します。如何なる水準であっても、クロストリジウム･ディフィシレ菌が培養されたら、検体は、追加料金無しで、FDAの認証を受けた分子診断DNA分析を用いて、自動的に既知の毒性株のどれかに該当するか試験されます。

一般的に、クロストリジウム種は、抗生物質に耐性があり、過剰増殖したクロストリジウム･ディフィシレ菌の治療は、特に無症候性キャリアーや2歳以下の幼児では、通常必ず成功するとは限りません。さらに、プラスミドに、抗生物質の耐性も含めて、一つの微生物から別の微生物へ、様々な能力を伝達する強力な役割があるので、クロストリジウム属の治療において、抗生物質の使用は、注意が必要です。