Red Blood Cell (RBC) Elements 赤血球内重金属・ミネラル検査
この検査は、細胞内の重要な機能と関連したマグネシウム、銅、亜鉛などの必須ミネラルの状態を評価するのに用いられます。これらの必須ミネラルの欠乏や過剰は、多くの代謝過程に影響を与えます。RBC element分析検査はまた、ヒ素、カドミウム、鉛、メチル水銀、そしてタリウムなど赤血球に偏向して蓄積する特定の有害金属への現在進行ないしは直近の暴露を評価するのにも有用です。
ターンアラウンドタイム(検査結果が通常ラボに検体が到着してからの時間)6から8日
- 脱毛症
- 貧血
- 骨密度
- 循環器疾患
- うつ
- 皮膚炎や創傷治癒能の低下
- 解毒治療
- 疲労
- 消化器症状
- 高血圧
- 炎症
- 免疫機能
- 耐糖能異常
- 腎機能障害
- 栄養失調
- パーキンソン病様症状
- 性的不能ないしはテストステロン生産の減少
- 視覚問題
詳細情報
Red Blood Cell (RBC)分析は、細胞内や血液細胞膜で重要な機能を発揮するミネラルの不足と過剰を評価するのに有益な手法です。この検査の大きな特徴の一つに、赤血球細胞が洗浄されないので、細胞質膜に結合しているカルシウムなど、ある種の重要なミネラルが部分的に消失することが起きません。
RBC中の元素濃度は以下の評価をするのに有用です。
• 強心性の影響(マグネシウム、カリウム)
• 抗炎症のプロセス(セレン、銅、亜鉛)
• 貧血(銅、鉄)
• 免疫機能(亜鉛、銅、マグネシウム)
• 耐糖能(クロム、マンガン、そしておそらくはバナジウム)
亜鉛の欠乏と厳密に関連した障害もこの分析によって分かります。これらの障害には、視力喪失、味覚障害、皮膚炎と創傷治癒能の低下、脱毛症、アミノ酸吸収不良、性的不能、テストステロン生産低下、免疫抑制と成長遅延が含まれます。
必須ミネラルの状態の正確な評価は、適切な栄養補給の決定が可能になるので大変勧められます。必須ミネラルの吸収、運搬、そして代謝は、高度に統合され調節されています。ミネラルの不適切な補給や食事のアンバランスは、健康に対して著しい逆効果をもたらします。例えば、亜鉛やモリブデンを過剰に摂取すると、銅が欠乏し、必須ミネラルではあるにもかかわらず、マンガンの過剰な貯留によって、重篤な神経毒性効果が現れることがあります。
RBC element分析はまた、赤血球に偏向して蓄積する特定の有害ミネラルへの現在進行か直近の暴露を評価するのにも有用です。これらの有害ミネラルには、ヒ素、カドミウム、鉛、メチル水銀、そしてタリウムが含まれます。これらの細胞中の有害ミネラルの濃度上昇は、直近ないしは現在進行の暴露を反映しているにすぎず、この金属の体内での純滞留量についての情報が提供されているわけではないことを忘れてはいけません。
RBC elementによる分析は、解毒治療やキレーション治療の前とその合間に行うべきです。必須ミネラルの状態をモニタリングすることは、補給の必要性と有効性を確認するために必要です。必須栄養素を適正濃度補充し維持することによって、解毒剤の使用と関係する副作用と有害ミネラルの動態化による一般的な効果を著しく減らすことが出来ます。ある種の疾患では、血液細胞中のミネラル濃度が異常になることがあり、栄養状態を誤って評価してしまうことがあるので、これに注意を払うことは重要なことです。例えば、炎症中は血液細胞中の銅濃度が一時的に上昇しますが、その間でも肝臓中の濃度は上昇しません。
- 有害金属・ミネラル検査
- ●尿検査:Urine
- Urine Toxic Essential Elements
- Urine Toxic Metals
- Urine Essential Elements
- Urine Mercury
- Fecal Metals
- ●毛髪検査:Hair Elements
- Hair Elements
- ●血液検査:Blood Elements
- Red Blood Cell (RBC) Elements
- Comprehensive Blood Elements
- Whole Blood Elements
- Serum Elements
- 解毒・環境公害因子暴露検査
- 栄養素検査
- 腸内環境検査
- 循環器機能検査
- 内分泌・神経生体アミン検査
- アレルギーと免疫検査