DMPS 使用に関しよくある質問 パート2
DMPS に付いて、医師に良く聞かれる質問。
質問:DMPSを使用するためにIRB に加盟しなければいけませんか?
答え:いいえ。DMPS用に薬品を処方する場合、FDA はIRB への加盟を要求していません。患者に調合する他の薬品と同様に考えてください。
質問:DMPSは歯に含まれるアマルガムを溶かしますか?
答え:DMPSはドイツで数年間使用されてきましたが、アマルガムを溶かすという報告はありません。
質問:DMPSの経口摂取は栄養になると考えられますか?
答え:栄養にはなりません。どんな状況であれ、いかなる形体のDMPSも栄養剤とみなすことは出来ません。
質問:金属毒性が疑われる人は皆DMPSを使うべきでしょうか?
答え:必ずしもそうではありません。世界の色々な研究データによると、一部の人達では、有毒金属への暴露が除去されると有毒金属が自然に排泄されます。ですから医師が患者に薬剤を処方するかどうかは、そのリスク対利益の比率を考え、その上で患者の臨床的な症状ならびに検査結果から判断して決めるべきです。総ての人にとってDMPSの使用が有益とは限りません。
質問:DMPSは局所的にあるいは座薬として使用できますか?
答え:一流の毒物専門家およびHeyl 社の科学者によるとDMPSの局所的あるいは座薬としての投薬は効果がありません。このような方法でDMPSが吸収されるというデータがないのです。またこのような治療用の調剤は、pHや空気暴露およびDMPSの酸化が懸念されます。好ましい方法は経口、静脈内または筋肉内投与です。
質問:DMPSを子供に与えることができますか?
答え:はい、与えられます。もし子供がまだカプセルを飲み込めない年齢のときは、カプセルの中の粉末状DMPSを冷たいオレンジジュース(または他の酸性果汁)と混ぜて摂取させても良いのです。
質問:DMPSを投与するときのプロトコルは?
答え:Heyl 社独自のDMPS投与用プロトコルはありません。治療は担当医師の臨床的な判断に任せられています。
本書には、数人の研究者によって書かれた、重金属のを可動化を促すための様々な投与プロトコルが109ページIIIに記載されています。
本文献には、重度の中毒症状の患者に対して、体重1kg当たり3mg、最高250mgの静脈投与を4時間ごとに24~48時間行い、さらに数日から数週間経口投与を追加するという方法が載っています。なお急性の中毒患者は通常入院させます。
治療期間は、血液と尿のサンプルから毒性金属の排泄を継続観察して決めます。各医師は、専門的・臨床的判断をして患者がDMPSによって効果が得られると確信した場合は、それぞれの患者に合った投与方法を決めます。
質問:もし私がDMPSの処方で特にHeyl社の製品を使いたい場合は、どうしたらHeyl社の製品だと確認できますか?
答え:化合物を処方する場合、すべての化合物について医師は使用する原薬バルクのメーカー名を指定できます。またメーカーから薬局に提供される分析証明書のコピーを要求することもできます。